今回は3CXのIVR機能についてお話ししたいと思います。
まずIVRですが日本語で言うと自動応答機能になります。コールセンターに電話した時にサポートの種類によって番号入力をすることがあると思いますがその機能そのものになります。
3CXでもIVR機能はDigital Receptionistという名前で実装されております。IVR設定でもいくつか種類があるので以下ご紹介いたします。
●Standard
オーソドックスな番号選択をしてメニューを選ぶ機能です。0-9までの値を選択させ、入力した値に応じて内線及び外線やほかのIVRへの転送などを実行できます。
またこのIVR実行中は内線番号を入力することで該当内線に直接電話をすることもできます。会社代表の電話番号にこのIVRを設定して「内線をご存知の方は内線番号を入力してください」というような案内をするとも可能です。
●DTMF Input
予め複数桁の番号とその挙動パターンを用意しておくことができるIVRです。
例えば以下のような設定を用意しておくことが可能です。
0000と入力されたら内線100に転送
1111と入力されたら外線に転送
●Launch Script
外部スクリプトと連携してIVR機能を使うことができます。
●Wake up
ホテルなどでモーニングコール設定を使うときに使用します。
●MS Exchange
Microsoft Exchange 2013/2016の音声メッセージなどと連携して
IVRを利用する際に利用します。(Office365 Exchangeには未対応)
IVRは基本的に番号入力を行わせるための機能ですが、別の使い方として営業時間外などのアナウンスを再生するためだけの機能としても利用できます。音声の設定だけ行い番号選択の設定を行わなければ音声再生用のIVRとなります。
また別途ご相談となりますが上記より高度なこともを自動応答で行うことも可能です。3CXの自動応答でどこまでできるか気になる方は実現したいことを弊社までご相談いただければと思います。